四恩学園のご案内Guidance

理事長のごあいさつ Message

ぬくもりのある幸せな社会の実現に向けて
「0歳から100歳まで地域共生の結び目となる」

当園は、1915(大正4)年の宗教大学出身有志による「大阪四恩報答会」にその源を発し、1919(大正9)年に「四恩学園」として創設され、以来、多くの人々の協力のもとに福祉活動を展開してきました。
 とりわけ、大正から昭和初期にかけ、当時日本最大のスラムと呼ばれた西成「釜ヶ崎」の地で、生きづらさを抱えた住民とともに、相互扶助と自主自治の精神で生活改良のための運動(セツルメント運動)を通じて、托鉢や篤志家からの浄財をもとに消費組合や無料診療、保育組合などの事業を展開した、その「わが事、丸ごと」の精神は、当園の底流をなす気風として今も脈々と受け継がれています。
「先ずはニーズありき、制度は後からついてくる」「知恵を集め心を合わせ汗を流す」。これらの言葉もまた先人たちが遺してくれた貴重な教えですが、40年前に入職し、児童指導員として子どもたちの居室の一角に住み込んだ月日は、思えばまさに実践と省察の日々であり、今の私の原点となっています。
 私たちをとりまく環境は、コロナショック然り、人々に不安を与え続け、明日は我が身のリスク社会が様々な差別や孤立化に拍車をかけています。私たちは、支援を通して見えてきた地域社会が抱える課題に対し、「0歳から100歳までの地域共生の結び目となる」というビジョンを掲げました。これこそが「ぬくもりのある幸せな社会の実現」に向けた四恩学園の目指す姿です。
子どもたちが20歳になったときに「生まれてきてよかった」といえる社会の実現に向け、職員一同力を合わせ、「今」に挑戦し続けます。今後ともかわらぬご支援、ご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。  

四恩学園 理事長 中西 裕

社会福祉法人四恩学園 理事長 中西 裕 社会福祉法人四恩学園 理事長 中西 裕

法人の理念体系

rinen-img01-s

事業の方針

  • 包括性

    包括的な相談支援体制を
    創ります

  • 地域性

    小地域(小学校区・地域包括園域)で身近な生活課題や
    福祉課題に取り組みます

  • 協働性

    コミュニティ主導の支えあう仕組みを創ります

  • 継続性

    100年の歴史と実践から社会福祉法人としてのあるべき
    事業経営を維持・継続します

  • 創造性

    周囲の様々な環境の変化に
    適応しイノベーションを
    起こします

  • 共(協)育性

    働きがいのある実践の場を
    つくり質の向上を
    目指します

四恩学園について About

あらゆる世代の“結び目”となる仕事が実現する複合施設

あらゆる世代の“結び目”となる仕事が実現する複合施設

2018年に完成した大阪市住吉区苅田の複合施設。法人本部をはじめ、乳児院、保育園、子育て支援施設、高齢者施設を運営しています。さらに地域共生のプラットフォームとなる地域創発スペース「あびんCOハウス」「かりんTaハウス」では、さまざまな取り組みが実現されています。

私たちの仕事

法人概要

法人名 社会福祉法人四恩学園
本部所在地 大阪府大阪市住吉区苅田4-3-9
連絡先 06-6607-2220
代表者 理事長 中西 裕
業務内容

(1)第一種社会福祉事業

 (イ)乳児院の経営                

 (ロ)児童養護施設の経営

 (ハ)特別養護老人ホ-ムの経営     

(2)第二種社会福祉事業

 (イ)保育所の経営          

   (ロ)老人デイサービスセンターの経営                  

   (ハ)老人介護支援センターの経営

   (ニ)老人デイサービス事業の経営

   (ホ)老人居宅介護等事業の経営

   (ヘ)児童厚生施設の経営

     (ト)放課後児童健全育成事業の経営

   (チ)地域子育て支援拠点事業の経営

   (リ)一時預かり事業の経営 

   (ヌ)病児保育事業の経営


(公益を目的とした事業)

 (イ)居宅介護支援事業  

 (ロ)地域包括支援センターの受託経営


役員状況

理事

役職
氏名
役職
氏名
理事長
中西 裕
理事
平田 秀瑞
理事
佐野 信三
理事
上野谷 加代子
理事
嶋村 光彦
理事
西田 和人

監事

役職
氏名
役職
氏名
監 事
農野 寛治
監 事
島田 牧子

評議員

役職
氏名
役職
氏名
評議員
高口 恭典 
評議員
山縣 文治
評議員
岸和田 かおり
評議員
石井 勲
評議員
南 友二郎
評議員
松本 潤一郎
評議員
森田 靖子
評議員
潮谷 光人

沿革

1915 四恩学園の前身「四恩報答会」発足。
1920 木造平屋50坪の園舎を建築、四恩学園を創設。
1925 3月 理事長 松浦春濤、主事 谷村霊真辞任、新たに長谷川順孝が選任される。
4月 林 文雄主事に就任。
1927 狭間万助氏の特志により、無料診療を開設する。
1929 4月 自由労働者の消費組合が結成される。
1934 組合方式から財団法人に改組。 室戸台風救援事業及び、東北大飢饉救援事業に協力。
1935 鉄筋コンクリート地下共4階建の園舎を建築し、自由労働者の宿泊所を開設する。
1942 11月 長谷川順孝理事長辞任。三代目理事長に前田聴端、常務理事 林 文雄が選任され、常務理事代表者となる。
1947 焼失した園舎を再建し、乳児院及び診療所を開設。
1948 3月 ララミルクスティション・ララ衣料スティションを開設する。
1949 天王寺逢阪下之町一心寺境内に養護施設を開設。
1952 財団法人四恩学園を社会福祉法人に組織変更と同時に林 文雄理事が四代目理事長に選任される。
1961 釜ヶ崎暴動。
1962 西成労働福祉センター建築のため、 「釜ヶ崎」の全施設を大阪府に譲渡する。
1963 住吉区苅田町に、乳児院・養護施設(分園)・診療所・ 育児相談所を開設。
1967 大阪市の経営委託により、「苅田保育所」を開設。
1971 鉄筋5階建ての乳児院・乳児保育所を新設。
1979 9月 林 文雄理事長死去。金戸 述理事長就任。
1981 「四恩乳児保育園」設置認可・開園。地域サービス事業「赤ちゃん110番」開始。
「全国夜間保育所実態調査報告書」他発刊。多大の反響。
1982 夜間保育所「四恩みろく保育園」設置認可・開園。 夜間保育所「四恩みろく保育園」の実践活動が 「幼児と保育及び世界の幼児教育・日本編」に紹介。
1990 乳児院の地域サービスとして「ふれあい会食」を ボランティアむぎわら会の協力で開始。
1993 四恩学園本部事務所を天王寺から我孫子に変更。
1994 四恩学園総合福祉センター着工。
1995 四恩学園総合福祉センター完成。「高齢者デイサービスセンター」「在宅介護支援センター」開設「四恩るり保育園」改築(苅田保育所から名称変更)。児童館、地域子育て支援事業開設。
1996 創立80周年記念誌復刻版「ともだち」発行。「ともだち10号」(目で見る四恩の歴史)発行。
「カルチャーセンター」開講。 (太極拳・ダンス・俳画・華道・コーラス・陶芸等、11教室)
第1回 ふれあいフェスタ開催。
80周年記念事業「四恩の泉」掘削完了。
1997 「四恩の泉」瑠璃観世音菩薩 開眼菩薩。第4回大阪心ふれあうまちづくり賞 大阪市長特別賞受賞。
1998 子育て支援、幼児クラブ1週間170組の親子が利用。
1999 大阪市ホームヘルプサービス事業、大阪市より委託。
2000 全国夜間保育園連盟が三菱財団・医療事業団より助成を受け「夜間保育の子どもへの影響及び今後の課題に関する報告書」完成。4月 介護保険スタート。「第2デイサービス」「ホームヘルプセンター」「居宅介護支援事業所」 大阪府より指定を受け、事業を開始する。ホームヘルパー2級養成講座開講。
2001 4月「るり2乳児保育」園開設。(地下鉄あびこ駅前)「四恩みろく2夜間保育園」 開設。
病後児デイサービス事業開始。配食サービス開始。
2003 児童養護施設大規模改修。一心寺の協力により、小規模グループホーム「洗心館」誕生。
2010 4月1日、大阪市より委託され 住吉区東地域包括支援センター開設
2012 一心寺の協力により、地域小規模児童養護施設「河堀荘」誕生
2014 5代理事長逝去に伴い、6代理事長に 髙口恭行就任。5代理事長故金戸述従六位に叙位。
2015 4月第7代理事長に中西裕(ゆたか)就任。「児童養護施設四恩たまみず園」竣工。(一心寺より寄贈)
4月8日、100周年記念式典並びに「内持阿弥陀仏開眼式」挙行。
2016 四恩みろく保育園(夜間)が、4月1日より四恩みろく2保育園に統合し、園児40名で再スタート。
2018 地域密着型特別養護老人ホーム(29名)と乳児院(オールユニット35名)が7月に合築でオープン。
1階に地域創発スペース「あびんCOハウス」開設、地域の居場所として活用。
2019 4月19日(金)苅田1,2号館竣工式挙行。四恩みろく乳児院(2号館2階)、 四恩乳児保育園(2号館1階)、地域創発スペース「かりんTaハウス」完成。
5月1日 新2号館 四恩みろく乳児院(35名)四恩乳児保育園(71名)オープン
2019 地域小規模児童養護施設「大道荘」誕生
2020 3月 四恩みろく2夜間保育園閉園。
2021 里親支援機関「結い」大阪市より委託を受ける。天王寺区大道にて開所。
2022 中期経営計画策定(FY2023年~2027年)プロジェクト始動 法人・各施設の中期経営計画の策定
ミックスモダン焼の会本格始動
 桃山学院大学 学生サークル「FIORE」とのコラボ企画「ごちゃまぜ食堂」「シェア旅」
 天王寺大道地域の地域の居場所づくり
 NPO法人活動支援始動
  ①NPO法人ろーたす(事業内容 フリーススクール(不登校児の支援)
  ②NPO法人ふらいおん天王寺支部(無料学習塾)
2023 中期経営計画第3期始動(FLY2023~FLY2027)
乳児院で、「大阪市子育て世帯訪問支援事業」開始
地域小規模児童養護施設「湧心館」を開設
四恩学園1号館・2号館の「鎮守の森」が第17回おおさか優良緑化賞
(生物多様性賞・奨励賞)を受賞
全国社会福祉経営者協議会 「福祉HERO‘S」で、桃山学院大学 学生サークル「FIORE」の
四恩学園でのコミュニティカフェ及び模擬外出の実践が「学生ヒーロ-ズ賞」を受賞

情報公開

事業計画

令和6年度
令和5年度

事業報告

令和5年度
令和4年度
令和3年度

苦情解決

令和5年度
令和4年度
令和3年度