乳児・児童養護部門

児童養護施設 四恩学園
児童養護施設 四恩たまみず園

子どもも大人も輝ける場所へ ~みんなでつくる新しい生活~ こどもたちが安心・安全に、ホッとできるお家

児童養護施設とは、様々な理由で保護者から、適切な養育を受けることのできない、おおむね2~18歳までのこども達を養育している施設です。
2015年には、より家庭的に近い形での生活を目的とした小規模ユニットで両園で150名近い入所児童が生活しています。入所児童はもとより天王寺地域を中心に地域貢献、地域共生を理念に掲げて運営しています。


四恩学園

施設について Facility

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児童養護施設四恩学園

四恩学園の特色としては、地域との繋がりの深さが挙げられます。
文教地区であるこの天王寺地区は、子どもから大人に成長していく中で様々な地域活動に参加する機会が多くあります、その基盤にあるのは、青年会や連合振興町会が中心となり企画される事が、豊富な地域活動に繋がっています、親から子へ子から孫へ受け継がれていくことにより、伝統的な地域コミュニティーの充実と繋がっており、住民コミュニケーションの向上へと繋がっております。

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児童養護施設四恩たまみず園

天王寺地区は、生駒山からの伏流水が地下を通り、良質な地下水に恵まれた地です。「玉手の水」が天王寺の高台からしたたり来る水でした。ここから『四恩たまみず園』と名付けられ、平成27年4月に開設しました。四恩たまみず園では、社会福祉法人四恩学園の歴史と伝統を継承しつつ、新たな取り組みに挑戦しており、全てのグループが小規模化されています。

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たまみず園リビング

大舎の四恩学園、小規模の四恩たまみず園、各施設の設備や共有スペースなどをご紹介します。

  • ご挨拶スペース

    ご挨拶スペース

  • セラピー室

    セラピー室

  • たまみず園学童部トイレ・洗面

    たまみず園学童部トイレ・洗面

  • たまみず園学童部居室

    たまみず園学童部居室

  • たまみず園幼児部居室

    たまみず園幼児部居室

  • たまみず園幼児部浴室

    たまみず園幼児部浴室

  • 運動場

    運動場

  • 四恩学園クッキングルーム

    四恩学園クッキングルーム

  • 四恩学園厨房

    四恩学園厨房

  • 親子生活訓練室

    親子生活訓練室

  • 多目的室

    多目的室

  • 保健室

    保健室

地域小規模児童養護施設

 本体施設のような大量調理ではなく、職員がその場でメニューを考え温かい食事を提供するなど家庭的な環境で生活し、少人数であることから、こどもそれぞれにかけることのできる時間が増えるため、自立に向けより丁寧な支援を行うことを目的としています。
また、四恩学園ではバザーなどのイベントごとを行うなど、地域とより密接にかかわることができる小規模施設です。

洗心館子どもの家 定員:6名
  • 1877
  • 1874
河堀荘 定員:6名
  • 1883
  • 1884
  • 1879
大道荘 定員:6名
  • 1893
  • 1898
  • 1885

施設での暮らし Living in a facility

施設での日常の様子です。学童部の子どもたちは、学校のクラブ活動に積極的に参加し、地域の習い事としてサッカー、スイミング等に取り組んでいます。園内では、幼児はキッズヨガ、体操教室、小学生は公文教室に参加しています。地域の方々にたくさん応援したいただき、成長につながっています。

● 幼児部 ●

7:00

起床~朝ごはん


8:30

幼稚園児は登園

9:00~

幼稚園児は幼稚園で、

幼児は園内で過ごす

14:30~

順次、降園

15:00

おやつ

16:00~

順番に入浴

17:00~

室内遊び

17:30

夜ごはん

19:00

入浴・テレビ・室内遊び

20:00~

就寝

7:30

起床~朝ごはん

9:00

朝の日課後、自由遊び

10:00~

園庭遊び・室内遊び

12:00

お昼ごはん

13:00~

午睡

14:00

テラス遊び

15:00

おやつ

16:00

入浴

17:00

室内遊び

17:30

夜ごはん

19:00

室内遊び

20:00

就寝

● 学童部 ●

7:00

起床~朝ごはん

8:00

登校~各学校で過ごす

15:00

順次、下校~おやつ・宿題・外出

16:30~

部活・習い事など…

17:30~

順番に入浴

18:00

夜ごはん

19:00

入浴・テレビ・室内遊び

宿題・学習

20:00

年齢に合わせて就寝

23:00

完全消灯

7:00

起床~朝ごはん

8:30~

お掃除タイム

9:30~

学習タイム

10:00~

園庭遊び・自由遊び

部活・習い事など…

12:00

お昼ごはん

13:00~

外出・ゲームなど自由に過ごす

14:00~

部活・習い事

15:00

おやつタイム

16:00

順番に入浴

18:00

夜ごはん

19:00~

入浴・テレビ・室内遊び

20:00~

年齢に合わせて就寝

23:00

完全消灯

年間の取り組み Annual events

一年を通じて、招待行事や地域の行事、幼稚園や学校の行事など楽しいことに積極的に参加します。また、各ホームで個別の外出や調理体験などのイベントもたくさんあります。

spring

  • フットサル

    フットサル

  • フットサル (2)

  • フットサル (3)

  • フットサル (4)

summer

  • キャンプ

    キャンプ

  • 川遊び

    川遊び

  • キャンプファイヤー

    キャンプファイヤー

  • 夏祭り

    夏祭り

  • 四恩夕べ

    四恩夕べ

  • 児童が描いた提灯

    児童が描いた提灯

  • 地域小規模夏祭り

    地域小規模夏祭り

  • 浴衣でおめかし

    浴衣でおめかし

  • 夏季行事

    夏季行事

autumn

  • ハロウィン

    ハロウィン

winter

  • クリスマスプレゼント

    クリスマスプレゼント

  • てんしばイルミネーション

わたしたちの取り組み Our Mission

地域とのつながりの深さを大切にします

文教地区であるこの天王寺地域は、地域活動が盛んで参加する機会が多くあります。その基盤にあるのは、町会や青年会の伝統です。親から子へ、子から孫へと受け継がれ、地域コミュニティーの充実へとつながっています。四恩学園、四恩たまみず園の子どもたちは、地域の皆さまからの温かい愛情を受けながら成長しています。この地元愛の深い地域に存在する施設として、地域とのつながりの深さを大切にし、積極的に地域活動にも参加しています。

一心寺

職員のモチベーションの高さ

社会的養護の状態にある子ども一人一人に寄り添い、その子どもにとって必要なのは何なのかを追求して取り組み、子どもたちに寄り添いながら伴走者として、子どもと共に泣き、悲しみ、そして喜び合うことができいる職員集団を目指しています。

職員

私たちが大切にしていること

『安心安全な生活環境』の保障  

 児童養護施設には、それぞれの社会的養護を必要とする事実を抱え、自身の思いに関係なく大人の都合によって生活場所を決められた子ども達が入所しています。子ども達はこの事実を受け入れるしかなく、多くの子ども達は施設で生活することになった事実に納得できないまま、住み慣れた地域から切り離され、施設で生活しています。

 だからこそ、子ども達が安心安全を感じることができる生活環境を保障したいと職員一丸となって支援に取り組んでいます。

施設長のご挨拶 Message

実習生として四恩学園に来たのが22歳のとき。
それから30年以上の年月を経て、まさか施設長になるとは…。

児童養護施設は社会的養護を必要とする子どもたちが安心安全に生活する場所です。四恩学園の園舎は昭和55年に建てられ、老朽化が進み修繕に追われています。子どもたちの住環境をどのように整えるかが課題となっており、子どもたちが落ち着いた環境で生活できるように、職員で話し合うためのプロジェクトチームを作り、始動しました。 それぞれに整理しきれない複雑な心境や様々な事情を抱え、支援を必要とする子どもたちのために職員として、ボランティアとしてあるいは地域の一員として、子どもたちの伴走者の一員に加わってください。子どもたちの笑顔が職員のエネルギー源となっており、職員として「やりがい」を感じる瞬間です。 皆様方の温かいご支援をよろしくお願い致します。


四恩学園 施設長巽 友朗

四恩学園 施設長 巽 友朗

新人職員と同じ気持ちで頑張ります!

はじめまして!この度、児童養護施設四恩たまみず園の施設長を拝命しました、内田良介と申します。 私自身ながらく高齢福祉の分野に従事してきましたが、2年前に児童養護施設への異動を命ぜられこの天王寺の地にやってまいりました。四恩学園が展開する事業のなかでも児童養護施設は法人内においても長い歴史があり地域とのつながりも深く、そのような施設の長として任命を受けたことは緊張感とともに深い使命感を抱いております。

配属してからは元気いっぱいの子どもたちに囲まれながら楽しく仕事をしておりますが、一方で一人ひとりに目を向けると皆それぞれ困難な状況に直面しています。私自身は経験も乏しく毎日が勉強の身でありますが、幸い児童養護施設には経験豊かなベテラン職員、また子どもたち以上に元気な若手職員が多数います。皆で力を合わせて子どもたちに寄り添いながら日々支えていきたいと思っています。今後とも四恩学園、四恩たまみず園をなにとぞよろしくお願い申し上げます。


四恩たまみず園 施設長内田良介

四恩たまみず園 施設長 内田良介

スタッフの紹介 Staff introduction

●出身地
大阪府大阪市出身
●志望動機
児童養護施設の職員になりたいと感じたキッカケは、大学時代の児童養護施設でのボランティアです。子どもと関わる仕事に就く事が小さなころからの夢で、ボランティアの経験を経て、児童養護施設の子ども達の力になりたいと感じました。
●この仕事のやりがい
2年目の保育士です。1年目は、子どもへの対応が一番大変でした。大学の授業で試し行動等については習いましたが、実際に子ども達と対峙すると想像以上でした。
それでも、私が前向きに仕事を出来ている大きな要因は、後輩、同期、先輩、上司との関係です。私を頼ってくれる後輩、悩みを共有できる同期、いろいろなアドバイスをくれる先輩、優しく励ましてくれる上司。本当に人間関係に恵まれた職場です。子どもへの対応に関して、意見を交換しあえることはやりがいにも繋がっています。子どもの成長を支援する仕事ですが、私も社会人として成長を感じる事の出来る職業です。
保育士  
保育士 
●出身地
大阪府大阪市出身
●志望動機
大学の授業で児童養護施設を知り、実習、非常勤職員を通して子どもの成長を間近で見ることができました。時には見守り、手助けをして行く中で成長が見られ、子どもと共に成長していくことにやりがいを感じ、児童養護施設で働きたいと思いました。
●この仕事のやりがい
子ども達とたくさん遊んだり、話をしたり、時には指導をしたりと何事にも全力で取り組んでいます。
子ども達に何かを教えることや伝えることは難しく、時には上手く伝わらず衝突することもあります。
しかし、その後はお互いの気持ちや意見を聞き、分かり合えた時には今まで以上の関係を築くことができます。こうした関わりの中で、少しづつでも成長を感じられた時にとてもやりがいを感じます。              
保育士  
保育士 
●出身地
大阪府大阪市出身
●志望動機
高校生の時に「あなたに向いている職業」という適性診断で児童養護施設を知りました。大学で福祉について学び「虐待件数を減らしたい。」「こどもが好き」という思いで児童養護施設へ就職しました。
●この仕事のやりがい
毎日同じように生活をしていても毎日こどもの様子は違います。それはなぜなのかということを日々考えながら接しています。答えを導き出すのにはとても時間がかかりますが、自分がこどものことを理解しようと一生懸命になるとこどもも一生懸命に向き合ってくれます。面と向かって「ありがとう」という言葉を言ってくれた時はとても嬉しい気持ちになります!「この子と真剣に向き合ってよかった」と思える瞬間です!
児童指導員 3年目 
児童指導員 3年目
●出身地
京都府出身 
●志望動機
学生時代に他の児童養護施設で実習をしていた際の子どもたちと関わり、驚かされることや楽しいこと、感動することなどがたくさんありました。「この子どもたちと関わっていると、どうしてこんな気持ちになるんだろう?」「この子ってどんな子なんだろ?」と考え、もっと知りたいと思うようになったのが児童養護施設で働くことを志すきっかけになりました。
●この仕事のやりがい
四恩学園の心理士の仕事は、生活から少し離れた場所で子どもたちのプレイセラピーや言語面接をしたり、心理検査を実施したりすることが中心です。そういった関わりの中で、子どもたちの気持ちや世界観について子どもと一緒に考えたり感じたり、時には触れたりしながら、その成長を見守っています。子どもの生き生きとした姿や悩みながらも前に進もうとする力に、逆に励まされることも。子どもたちの人生に関わる一人の大人として、少しずつ成長する姿を見ることができるのが一番の楽しみです。
臨床心理士  
臨床心理士 
●出身地
大阪府富田林市出身
●志望動機
前職は委託の給食会社で働いていました。子どもに関わる仕事がしたいと思っていたので転職。今は過去の経験も生かしながら楽しく頑張っています。
●この仕事のやりがい
食事作りを担当している私たち調理部の職員は、子ども達との関りが少ない部署だと思われているかもしれません。児童養護施設では、日々の生活から様々な行事に至るまで子ども達と多く関わる事が出来ます。これは、他部署の先輩方や後輩達にも協力してもらえたからこそ実現した事だと思います。保育士や指導員とはまた違った目線で子ども達と関わる事が出来るやりがいのある仕事だと思っています。普段の食事やおやつ、行事食。みんなで相談して考えたものを提供した時に、子ども達が『おいしかった』『今日は全部食べれた』『また作ってね』と笑顔で報告しに来てくれる事が私にとって『また次も頑張ろう』と思える瞬間で、原動力になっています。
栄養士  
栄養士 

施設の概要 Facility

施設名 児童養護施設 四恩学園
施設長 巽 友朗(たつみ ともあき)
開設日 1948年
入居定員 89名+18名(地域小規模児童養護施設3ヵ所)
職員数 57名+6名(非常勤職員)
施設名 児童養護施設 四恩たまみず園
施設長 内田 良介(うちだ りょうすけ)
開設日 2015年
入居定員 55名
職員数 40名+7名(非常勤職員) 
住所(共通) 〒543-0062 大阪市天王寺区逢阪2丁目8-41
連絡先(共通) 06-6771-9360
設置主体(共通) 社会福祉法人 四恩学園
理事長 中西 裕(なかにしゆたか)

アクセス Access

JR、大阪メトロ各線「天王寺」駅より徒歩7分