私共が実践する地域密着型特養とは
在宅重視の事業を実施してきた中で、「本人のあきらめ」や地域・支援者・家族のレスパイトと緊急一時保護など、様々な事情で施設に転居されるお年寄りと出会ってきました。
「四恩さんに施設があったら」とご本人、ご家族、地域の方々から多く要望を頂いてきました。この特別養護老人ホームは、地域密着・住み慣れた地域、地域包括ケアなど高齢者の取り巻く福祉環境が大きく変化していることを踏まえ、「地域のつながりの中で看取れる施設」と「自宅に帰れる施設・最後は自宅で」がコンセプトになっています。地域で看取りを行うことの意味は、一人のお年寄りの死が地域の文化と風土になることであり、一人一人の死に携わり、本人・家族・地域・専門職がつながり互いに支えあえる住まいの機能を持った施設を運営していくことが、この施設の存在意義であると考えています。
施設長佐藤 旭保