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四恩学園乳児院四恩みろく乳児院

コラム

保育実習コラム~抱っこの持つ力~

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保育実習の中で、みなさんきっと何度も抱っこをしたことがあるでしょう。

泣いているあかちゃんをあやすために、ミルクの後にゆっくり眠ってもらうために、あるいはただ静かに抱いて一緒に過ごすために・・・


でもその抱っこはどんな意味を持っていたでしょうか?


あかちゃんにとって“抱っこ”は、単なる移動手段ではありません。

肌の温もり、呼吸のリズム、鼓動の音・・・。

それら全てが「安心」のメッセージとして伝わっています。


乳児院で暮らすこどもたちは、家庭で過ごすことが難しいという背景を持っています。

心の土台がまだ不安定なこどもたちにとって、職員の腕の中は“世界でいちばん安心できる場所”であることもあるのです。

職員の落ち着いたまなざし、安定した抱き方、静かな語りかけ。

それらが一つひとつ、こどもの心に「あなたは大切な存在なんだよ」と伝えていきます。


実習中、「ただ抱っこしているだけ」で良いのか迷うこともあるかもしれません。

でも抱っこの中には大きな意味があります。

焦らず、ゆっくりとこどもと呼吸を合わせる時間を大切にしてみてください。

“抱っこ”は乳児との信頼関係の第一歩です。


実習ではたくさんの技術や知識を吸収しようと頑張ることも大切ですが、こどもにとっては「安心できる人であること」がなにより大切です。

たとえうまく抱っこができなくても、“あたたかさ”や“真剣さ”は、こどもにちゃんと伝わっています。

まずは一人ひとりのこどもと、心と心で向き合うところから始めてみてください。