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四恩学園乳児院四恩みろく乳児院
ブログ次の場所へつなぐ日~乳児院から児童養護施設へ~
新しいお部屋、新しい生活、新しい出会い。
こどもたちにとって「次の場所へ進む日」は、不安とわくわくが混ざり合う特別な日です。
乳児院から児童養護施設へ。
環境が変わるということは、こどもにとって大きな出来事です。
担当職員は、その日までにたくさんの準備を重ねます。
新しい生活が少しでも安心できるものになるように、生活の様子や好きな遊び、苦手なこと、落ち着く関わり方などを丁寧に引き継いでいきます。
実際に新しい施設に足を運び、部屋の雰囲気を感じたり、職員さんと顔を合わせたりする時間も大切にしています。
こどもにとって“知らない場所”にならないように。
少しでも“知っている場所”になるように。
そんな思いで準備を進めています。
そして、措置変更の日が近づくと、ユニットでおやつを食べながらお別れ会を開きます。
いつもと変わらないようで、どこか特別な時間です。
新しい場所にもっていく荷物の中には、仲良しのおともだちからもらったお手紙も入っています。
小さな手で一生懸命書いたお手紙は、こどもたちにとって大切な宝物です。
迎える措置変更当日。
この日は、いつもとは少し違う一日。
これまで関わってきた人や、仲良しのおともだちのもとへ挨拶にまわります。
「ばいばい」「ありがとう」
手を振ったり、抱っこされたりしながら、その時間を過ごします。
お手紙をくれたおともだちと最後のお別れ
たくさんの人に見守られてきたこと。
たくさんの関わりの中で育ってきたこと。
その積み重ねを感じる、あたたかいひとときです。
そしていよいよ、出発の時間。
新しい場所へ向かう姿を見送る時間は、何度経験しても慣れるものではありません。
涙がこぼれる職員もいれば、ぐっとこらえて笑顔で手を振る職員もいます。
どちらも、この子を大切に思っているからこその姿です。
一緒に過ごした日々。
笑ったこと、泣いたこと、少しずつできるようになったこと。
ひとつひとつの思い出がよみがえります。
本当は、もっと一緒にいたい。
もっと成長を見ていたい。
そんな気持ちも正直あります。
でもそれ以上に、これから新しい場所で、たくさんの人に愛されて、たくさんの経験をして、豊かに育っていってほしい。
そう願いながら、背中を見送ります。
ここで過ごした時間が、これからの力のひとつになっていくこと、そして必ずまた会えることを信じて。
これからも、こどもたち一人ひとりの歩みに寄り添いながら、次の場所へつなぐ支援を大切にしていきたいと思います。
